2022/12/02 23:16
柿は弥生時代以降に中国からきたようで、
奈良時代の「正倉院文書」や平安時代の「延喜式」にも度々登場。
じつは鎌倉時代までは全て渋柿だったそう。
現在の神奈川県川崎市にある王禅寺で突然変異で生まれた「禅寺丸柿」が最初の甘柿なのだそうです。
💡弥生時代って2000年くらい前です!
甘柿って突然変異だったんですね! 神奈川のお坊さん何かしたんでしょうか?
干し柿は
枝ごと天日乾燥→串に刺した串柿→明治以後から吊るし柿
戦国時代の頃より美濃地方の名産品になっており、織田信長が自領の名物として
ルイス・フロイス(ポルトガルのカトリック司祭、宣教師)に贈ったという逸話がある。
岐阜県の堂上蜂屋柿(平安時代から伝えられる干し柿の王様と呼ばれた)は
1900年に開催されたパリ万国博覧会で銀杯を受賞、1904年のセントルイス万国博覧会では金杯を受賞した。
(Wikipediaより)
💡渋柿も熟せば、甘くてとっても美味しく食べられるけど
熟した柿はすぐ腐っちゃうから、焼いたり干したりして渋抜きを見つけたんでしょう。
まずは保存食として、だんだん美味しさにこだわるようになっていったんですね。
「市田柿」は長野県下伊那郡のブランドです。
干し柿にするのは江戸時代にお隣の岐阜県から取り入れたとも言われています。
今では干し柿生産量では日本最大となりました。
下伊那郡は養蚕が盛んだったけれど、養蚕は衰退し果樹園、市田柿に変わってきました。
大正10年に「市田柿」の名で販売を始め、令和2年に命名100周年!
※「市田柿」はGIマークをつけていないものは勝手に名称を使うのはNG。
偽物が出回ったためそうなりました。ブランドの宿命ですね!
いちせさん家は、自分たちで手作りできる分しか作っていないので
「いちせさん家の干し柿」(そのまんまだけど、、)にしていますが
市田柿と同じ品種の「焼柿」を、下伊那郡で育てて干してます。
